2010-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

ちょっとひと休みのつもりだったんだけど、すっかりサボってしまった。夏だけで終わるはずの東京通勤が12月まで断続的に続いて、しかも在宅作業も請け負っていたので、毎日がひどく慌ただしく、映画を観たり本を読んだりする時間がなかった。 おそらく来年も…

ちょっと、ひと休み

先週から東京通勤を再開した。片道、約2時間40分である。連日の猛暑である。睡眠不足である。しばらくの間、当ブログを休止したい。気が向けば何か書くかもしれないが、当面は無理だろう。 写真は香取市栗源の「栗山川ふれあいの里公園」。

はるき悦巳短編全集

たまたま「力道山がやって来た」を読んで面白かったので、「はるき悦巳短編全集」を購入して読んでみた。この中ではデビュー作の「政・トラぶっとん音頭」がよかった。また、「西の幸福」もほのぼのしている。「エンゼル」の不良の存在感も捨てがたい。 じつ…

エアコン、故障

エアコンの調子がよくない。まったく冷えないのだ。ぬるい風が吹くばかり。 このエアコンを買った店・某大手量販店に電話したら、メーカーと交渉してくれと言われた。販売店のスタッフは忙しくて修理に行く時間がないらしい。翌々日にメーカーから電話が入っ…

「史記を語る」宮崎市定

史記を語る (岩波文庫)作者: 宮崎市定出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/04/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (22件) を見るいつも興味の赴くままに「列伝」などを読み散らかしているのだが、たまに専門家の解説本を読む…

つかこうへい氏 追悼

また思い出話で恐縮である。かれこれ三十年前、生まれて初めて観た演劇がつかこうへい作・演出の「初級革命講座 飛龍伝」だった。それまで学校演劇でさえ観たことがなかったのに、何を思ったか、急に高田馬場の東芸劇場(線路際、喫茶店の二階)に出かけて行…

YouTubeでフォークソング

このところ仕事が暇で、毎晩YouTubeで昔のフォークソングを聴いている。 まずは所ジョージの「春二番」。ずいぶん探してようやく聴くことできた。所はダジャレの歌ばっかりだと思っていたけど、意外に「毎朝、ボクの横にいて」とか、「ご自由にどうぞ」とか…

柳家小三治

先月の朝日新聞に掲載されていた柳家小三治さんのインタビュー記事から抜粋。 一口に「笑い」って言いますけど、私は、笑いは落語の場合には付きものではあるけど、必須や義務ではないと思ってます。結果的に笑っちゃうものはいいんですけど、笑わせることは…

「中島敦の遍歴」勝又浩

中島敦の遍歴作者: 勝又浩出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/10/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るふだん文学評論の類は読まないんだけど、今回は敬愛する中島敦についての評論なのでざっと目を通してみた。意外と言っては失礼だが…

「釣れんボーイ」いましろたかし

癖になる。いましろたかしの漫画は二度読みしてしまう。「釣れんボーイ」は売れない漫画家の釣り道楽の日々を描いたものなんだけど、釣りの合間に描かれている日常がなんともいじましくていい(私は釣り趣味がないので釣りのシーンは退屈だったけど)。 それ…

アントラーズ クラブハウス

ワールドカップが始まったからというわけではないけど、アントラーズのクラブハウスへ行ってきた。1991年にアントラーズが発足してからもう20年になるのに、まだ一度も行ったことがなかった(野球少年だったせいで、サッカーの盛り上がりに乗りそこなったよ…

「辻征夫詩集」

咲いていなさい桃の花! 思潮社の現代詩文庫「辻征夫詩集」を読んでいたら、上の一行が目にとまった。「桃の花」という詩の中の一行なのだが、ここには山之口獏とその娘のミミコさんの名前も登場する。なんだか、とても微笑ましく愛らしい詩なのである。 も…

「我が感傷的アンソロジイ」天野忠

天野忠の詩人論というよりも、有名無名の詩人たちとの交友録と言ったほうがいい。ある日の夕暮れ、京都のバス通りを歩いていると「今お帰りですか」と知人に呼びとめられる。そんななんでもない書き出しから詩人が紹介されていく。 ちなみに、天野忠は古本屋…

港区海岸三丁目

写真は、芝浦ふ頭、環状の臨海線。 昔、この近くの会社へ通勤していたことがある。もう二十年も前の話だ。多少の記憶があるのだけれど、どうも地理がはっきりしない。だいたい、あの頃はレインボーブリッジなんてなかったし、こんなでっかい環状の道路もなか…

iPodで大川栄策

[rakuten:maido:10025687:image] 東京駅までは高速バスで片道1時間30分かかる。その乗車時間を英語の勉強に利用しようとiPodを使ってみた。 このiPodは今年の正月に買って以来、まったく使ってなかったもので、ずいぶん長い間放ったらかしにしていたものであ…

東京通勤

3年半ぶりに東京通勤をしている。5月限定の臨時通勤なのだが、とっても疲れる。 朝6時半に家を出て、夜11時に帰宅する日々。食事をして風呂に入ると、もう零時を回っている。睡眠はせいぜい5時間。まだ1週間しか経ってないけど、疲れはピークだ。あと2週間、…

犬吠崎君ヶ浜

旭、飯岡、外川、犬吠崎へ行ってきた。特に人出はない。外川はあいかわらず閑散としていた。さすがに犬吠崎だけはピンポイントで混雑していた。ぐるっと回って100キロ。

映画 2本

「サンセット大通り」 完全に勘違いして借りてきてしまった。てっきりバックステージ物のサクセスストーリーだと思っていた。冴えない脚本家の語りからスタートして、そのうち能天気なミュージカルが始まるんだろうと思っていたら、話はどんどんあやしい展開…

「映画千夜一夜」(後半)

全12回の座談会は「映画の中の悪役・悪女」や「異常心理映画」や「銀幕の美女」など、それぞれテーマが決められているのだが、第7回の「映画の中の雨と風」が面白かった。「雨も風もそれ自体はキャメラにうつりにくいものなのに、これほど映画的なイメージを…

「映画千夜一夜」(前半)

映画千夜一夜〈上〉 (中公文庫)作者: 淀川長治,山田宏一,蓮實重彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/01/25メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (21件) を見る最近、観たい映画がない。レンタルショップに行ってもまったく食指が動か…

中井英夫「悪夢の骨牌」

中井英夫の小説「虚無への供物」、「とらんぷ譚」I 、II、 IIIが講談社文庫から新装版として刊行されている。怪奇、幻想、非現実の世界、人外という異境を彷徨う人々を扱った小説である。夢と現実、過去と現在、異質の時空間が綯い交ぜになった世界が展開す…

高峰秀子

高峰秀子作者: 斎藤明美出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2010/03/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 119回この商品を含むブログ (15件) を見るやっぱり買ってしまった。キネマ旬報社の新刊「高峰秀子」。内容は、過去の記事や対…

達磨と招き猫

仕事が暇で何もやることがない。本当は営業活動などしなければならないのだが、やるだけ無駄のような気がする。リーマンショック以来、仕事が減りつづけて・・・なんて愚痴を言い始めるとキリがないのでやめておく。 暇を持て余して平日の午後に香取神宮へ行…

辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」 

1950年代の大阪で、漫画出版の業界にこんな動きがあったなんて知らなかった。漫画といえば手塚治虫、そして石森章太郎・藤子不二雄・赤塚不二夫などの東京のトキワ荘組しか知らなかったので、関西の業界事情は興味深かった。 この本はいちおう辰巳ヨシヒロの…

尾崎一雄「まぼろしの記」

これを読むのは4回目。どういうわけか、私はこういう身辺雑記のような私小説が好きで、古本屋で見つけるたびに落穂拾いのように買い集めている。尾崎一雄、上林暁、耕治人、木山捷平、小山清など、その単行本や文庫本が書店の棚にあれば、黙って見過ごすこと…

江古田界隈

『モヤモヤさまぁ〜ず2』はいつも見ているわけでもないのに、たまにチャンネルを合わせると何故か馴染みの街が紹介されている。今週と来週は江古田特集。 1990年代、江古田周辺に住んでいたので商店街の風景が懐かしい。どちらかと言えば西武池袋線の桜台駅…

武田花「犬の足あと 猫のひげ」

犬の足あと猫のひげ (中公文庫)作者: 武田花出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (6件) を見る複数の単行本から写真と文章を抜粋して、一冊の文庫本にまとめたフォトエッセイ集。 …

風邪の養生、そして「海べの恋」

風邪が治りきらないのは、熱が下がったことをいいことにして外出ばかりしているせいにちがいない。これではいかん。 ということで、週末は自宅でおとなしくしていた。部屋を暖房し、加湿し、温かい飲み物で水分を補給し、睡眠をたっぷりとって養生に努めた。…

風邪でダウン

月曜日、やや寒気を感じる。 火曜日、喉がいがらっぽい。鼻水が出る。 水曜日、さらに鼻水が出る。 木曜日、発熱(37.6度)。 以上の段取りで風邪が進行した。発熱に至って、ようやく重い腰を上げ、病院へ行く。 医師は、問診、首のリンパの触診、喉の腫れ具…

除籍本のリサイクル

今年も地元図書館の除籍本リサイクルに行って数冊もらってきた(2月11日)。午後2時頃のんびり出かけたら会場は閑散としていた。午前中はすごく混雑していたらしい。おかげで探しやすかったけど、めぼしい本はすでになくなっていた。 以下、収穫リスト。 「…