2013-01-01から1年間の記事一覧

上原隆「雨の日と月曜日は」

以前、この著者の「友がみな我よりえらく見える日は」を読んだことがある。その中に収録されていた「芥川賞作家」という短文を読んでちょっと驚いた。 「オキナワの少年」で芥川賞を受賞した東峰夫のその後の人生が取材されている。東は故郷を捨て、月給生活…

隣のテーブルで

某日の午後、ある喫茶コーナーでコーヒーを飲んでいたら、隣のテーブルで中年男性と数人の男たちが仕事の話をしていた。こちらは本を読んでいたのだが、かれらの話し声が耳に入ってくる。どうやら面接をしているらしい。 2人一組で10分くらいずつ、履歴書を…

引き続き、小山清

「朴歯の下駄」の余韻に浸りながら、ちくま文庫の「落穂拾い・犬の生活」と津軽書房の「風貌」を読んだ。落穂拾い・犬の生活 (ちくま文庫)作者: 小山清出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/03/01メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (18件…

小山清「朴歯の下駄」

先週に引き続き、図書館でポプラ社の百年文庫の一冊「里」を借りてきて「朴歯の下駄」を読んだ。昔、新潮文庫版で読んでいるはずなんだけど内容をすっかり忘れている。 でも、再読してよかった。小山清の小説はしばらくご無沙汰していたので、久しぶりにしみ…

上林暁「二閑人交游図」

図書館でポプラ社の百年文庫を何気なく手にしたらたちまち気に入ってしまった。新書サイズでシンプルなデザイン、大きめの活字、すっきりとした印字、なんだかとってもチャーミングだ。これ、百冊全部、欲しい。 「二閑人交游図」はこれまで何度も読み返して…

図書館で喚いている人

最近、仕事が暇になったので図書館に行く。平日の午後は利用者も少なく静かで居心地がいいのだが、ときどき変な人が出没する。 先日、初老の男が新聞コーナーで喚いていた。「新聞くらい自分で買って読め」と毒づいているのだ。誰か特定の人に対してではなく…

カミュ「異邦人」、再読

冒頭の1行で、世界に対する無関心が宣言される。 「きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない」 ふつう自分の母親の死をこんな味気ない乾いた言葉で報告する奴はいない。 今回、30年ぶりに再読して心に留めたのは最終ペ…

「アウトレイジ ビヨンド」

アウトレイジ ビヨンド [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2013/04/12メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (48件) を見る近所のレンタルショップでようやく1本だけ見つけた。20本くらいストックがあるのにゴールデンウィーク中…

メールのエラーメッセージ

昨年の9月頃からメールのエラーが頻発している。使用しているプロバイダはOCNで、メールソフトはOutlookなのだが、送信したメールが「遅れます」とか「届けられなかったメールを戻します」とか、そういうことが多すぎる。 「Delayed Mail (still being retri…

マックカフェ2

だんだん仕事量が増えてきて今週はちょっときつい状態。処理能力の不足を痛感している。 精神的に煮詰まってきたので、ちょっと息抜きにマックカフェへ出かけたら、地元の中学生?小学生?が30人くらい・・・うじゃうじゃ。すごい喧噪。鶏小屋みたいな騒ぎ。…

高田渡「夕暮れ」

YouTubeで、なぎら健壱と坂崎幸之助のフォークソング関連の番組を観た。二人が武蔵野市の高田渡のアパートを訪ねる。後半で高田がギターを弾きながら「夕暮れ」を歌う。これがいい。原詩は黒田三郎の「夕暮れ」。歌詞では少し言葉を変えているが、「そうやっ…

「第2図書係補佐」又吉直樹

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)作者: 又吉直樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2011/11/23メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 97回この商品を含むブログ (92件) を見る伊集院光のエッセイ集「のはなし」も面白かったけど、この又吉のエッセイ集も面白い…

マックカフェ

オープンしたばかりの「マクドナルド356小見川店」に行ってみた。今までマックは敬遠していたのだが、ちょっと気になって立ち寄ってみたのだ。 店内のスペースが広い。平日の午後のせいか、混んでない。静かである。シックで落ち着いた雰囲気といってもいい…

面白くて3冊一気読み

「眼中の人」小島政二郎 眼中の人 (岩波文庫)作者: 小島政二郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/04/17メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (12件) を見る芥川のことを中心に語られているのかと思っていたのだが、そうではなかった。小島…

読んだ本と買った本

時間をかけて読み終えた本が2冊。ヘミングウェイ「海流のなかの島々」と渡辺京二「逝きし世の面影」。 「海流のなかの島々」は二十歳の頃に一度読んでいたのだが、内容をすっかり忘れていた。正直、あまり面白くなかった。書かれているのはかなりリアルな作…

春服を買いに行く

春なので服を買いに出かけた。チェリオ、ライトオン、ユニクロ、アベイル、ベイシア、ハルヤマ、アオキ。近所の洋服店を片っ端から見て回ったのだが、欲しい服がない。 カジュアルな服を中心に見たのだが、若者向けの服は派手すぎるし、大人向けの服は地味と…

井端、すごい!

第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、2次ラウンド1組1回戦、台湾戦、9回ツーアウト、ツーストライクまで追い込まれた状況で井端のセンター前ヒット。あれは痺れた。まるで高校野球を見るようだ。 その前にツーアウトから二盗した鳥谷も勇気があ…

確定申告

先週末の午後、市役所で確定申告を済ませてきた。例年のとおり稼ぎが少ないので、あっという間に終了した。なんだか、拍子抜けするくらい簡単。たまには納税額が多すぎて揉めてみたいよ。 そういえば、去年、手続きで揉めて怒鳴っている人がいた。「取るなら…

鹿島アントラーズサブレ

鹿嶋市まで買い物を頼まれて出かけたついでにアントラーズサブレを買ってみた。1缶7枚入りで600円。赤缶と白缶の2種類あるけど中身は同じ。赤缶と白缶を1缶ずつ買って1200円、プラス消費税60円で合計1260円。 食べた感想はごく普通。短期間世話になった事…

多忙につき

今月末で成田通勤のミッションが完了する。その後どうするか? 在宅請負の仕事に戻るかどうか? いろいろ悩ましいのである。 写真は10日、霞ヶ浦総合公園の風車台から撮影。

霞ヶ浦北上

午後1時に神栖市を出発して、潮来市、行方市、かすみがうら市、土浦市まで約50キロを走行した。所要時間は1時間15分。ほとんど渋滞することなく土浦駅前に到着。(10キロにつき15分) 初めて霞ヶ浦大橋を渡った(かすみがうら市と土浦市に行ったのも初めて)…

『大樹のうた』

地元の図書館からサタジット・レイ監督の「大地のうた」、「大河のうた」、「大樹のうた」を借りて見た。いずれも名作の誉れ高い芸術作品である。そのため敷居が高くて長い間、敬遠してきた。いい映画なんだろうけど、退屈するだろうと確信していたのだ。 昔…

「BANANA FISH」吉田秋生

今月は5冊読んだけど、どれもいまひとつ物足りない。 「西日の町」 湯本香樹実 「倫敦塔・幻影の盾」 夏目漱石 「レキシントンの幽霊」村上春樹 「猫の縁談」 出久根達郎 「星を継ぐもの」J・P ホーガン それよりもマンガの「BANANA FISH」がよかった。以前…

利根川の両サイドで雨と雪

先週は積雪のために51号線が渋滞になって通勤を断念した。神栖市は雨だったのに、利根川を越えて千葉県側に入ったら一面の雪景色。 以前にも、ふつうの雨の日に出かけたら、利根川を渡って千葉県側に入ったとたんに雨が雪に変わったことがある。ほんの3キロ…

「清に毛がはえた」

日本ぶらりぶらり (ちくま文庫)作者: 山下清出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/04/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (29件) を見る寝る前に本を読む。といっても堅苦しい本はベッドに持ち込まない。ゆるーい、浮世離れし…

コンビニのあんまん

なぜか、急にあんまんが食べたくなって、それも粒あんが食べたくなって、近所のコンビニを探した。ところが粒あんのあんまんがない。セブンイレブンはこしあん、ローソンは粒あんだったような気がしたけど、ここもこしあん(ゴマあん?)。ファミリーマート…