「BANANA FISH」吉田秋生

Banana fish (1) (小学館文庫)
今月は5冊読んだけど、どれもいまひとつ物足りない。

それよりもマンガの「BANANA FISH」がよかった。以前、断片的に読んだ記憶はあるのだが、今回はまとめて読んでみた。すでに定評があるので紹介するまでもない。
アッシュという魅力的なキャラクターを創造した著者に拍手したい気持である。
人生のスタート時点ですでに深く傷つき、決定的に損なわれた魂を抱えて、なおも人生を生き続けなければならない。生きることが苦痛以外のなにものでもない、そんな魂の肖像画を描いた、という認識でいいのだろうか。