2005-01-01から1年間の記事一覧

 武田花写真集

武田花の「猫・陽のあたる場所」はお気に入りの写真集だ。いつも手の届くところに置いて、暇なときにぱらぱらめくって愉しんでいる。この写真集に限らず、武田花の写真は都会の路地や郊外の廃墟や空き地の野良猫が多い。そして、それが私の好みとぴったり重…

 待ち焦がれてるわけじゃないけど

昨夜の地震には驚いたが、過ぎてみれば大したことはなかったようだ。といって、安心しているわけではない。なにしろ今年は地震が多い。日曜日にも地震があったばかりだ。やはり大震災が来るのだろうか? 私は東京と茨城を往復して生活しているから賭けのよう…

 うどんが揺れた

仕事から帰宅して、うどんを食べていた。午後8時44分。激しい横揺れだった。台所の食器が鳴って、天井がみしみし音を立てた。さらに大きな揺れにつながっていくような気配がしたので、どんぶりを手にしたまま立ち上がってしまった。もうひと揺れ、大きいのが…

 新橋の路地裏「ポジティブ」

いつもこの看板の下を通って会社に行く。ポジティブ。 常連客同士の会話はきっとこうだ。「今夜、飲みに行かない?」「どこ?」「ポジティブ」「ああ、ポジティブ。いいね」「いいよね、ポジティブ」「なにしろ、ママが明るいし」「そう、女の子たちも愛想が…

芳雅堂

二十年前、東京・阿佐ヶ谷に住んでいた。1980年代のことだ。阿佐ヶ谷北だったので、早稲田通りに近かった。でも、早稲田通りは駅の繁華街とは逆方向だったので、めったに足を向けなかった。 あるとき暇だったので、早稲田通りを高円寺方面へ散歩したことがあ…

本日多忙につき

きょうはのんびりブログを書いている余裕がない。とりあえず写真を更新。 なんだか知らないが今週は忙しい。睡眠不足で風邪もひいている。肩も凝るし、頭もずきずきする。 写真は小指ほどの蛙。庭の黄色い花を撮ろうと近づいたら、花の中にうずくまっていた。

ある会社の自主廃業

まったく縁もゆかりもない会社である。たまたまネット上で見つけて気に入ってしまったのだ。なぜか? 一般の会社のホームページがいかにも公式的なことしか書いてないのに、この会社の装いが私的というか、プライベートな感触を持っていたからだ。そしてとて…

ストレンジャー・ザン・パラダイス

久しぶりに「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を観た。写真はウィリーとエディとエバが湖を見下ろしているシーン。 ニューヨークからクリーブランドの叔母の家にやって来たウィリーとエディ。でも、数日もすると何もやることがなくなり、暇を持て余してし…

お知らせ

unabara氏がイギリスに一時帰国して、現在、ウェールズウィルトシャー州の小さな町、Boxからブログを更新しています。リアルタイムでイギリスの田舎の様子を伝えているので、興味のある方は立ち寄ってみてください。 http://d.hatena.ne.jp/unabara/

金木犀

暦が十月に変わって金木犀の香りが漂いはじめた。庭に出ると甘い香りが鼻をうつ。庭の奥に金木犀が植えてあり、門の横には銀木犀がある。さらに道を隔てて児童公園があるのだが、そこにも金木犀が植えてある。だからこの時期は周囲が濃密な香りに包まれる。 …

健康診断

きょうは住民健康診断に行ってきた。でも、だいたい結果はわかっている。毎年、指摘されることは同じなんだ。 不整脈の疑い (再検査すると発現しなかったりする) γ-GTP高値 (アルコールを控えるようにと言われるけど、1日にビールをコップ一杯しか飲まな…

黄色い涙

昭和49年(1974年)にNHKで放映された「黄色い涙」を覚えている人はいるだろうか? 今年6月に亡くなった漫画家・永島慎二の「若者たち」をドラマ化したものだ。当時、私は中学三年生だったが、受験勉強もせずに毎日このドラマを見ていた。 舞台は東京・阿佐…

バラ

10月の始まりをバラの花で飾ろう。花壇の中央で、ひときわ高く咲いていたバラの花をファインダーの枠に捉えた。と思ったら、隣の物置小屋のトタン屋根や電線がごちゃごちゃ写り込んで目障りだ。トリミングしてきれいな花だけを残すこともできるのだが、それ…

「80年代のフリーター事情」を構想中

このブログは現在進行中の日々を書いていくつもりで始めた。しかし、ここのところ過去22年間の東京生活を振り返ってみたいという気持ちが強くなってきている。できれば、80年代のフリーター生活の報告という体裁にして、一週間に一話ずつアップしていこうか…

ナス

ナスが大きくなったので撮ってみた。庭の片隅とはいえ、西日が当たるのでよく育つ。近くに梨や柿もある。トマトやピーマンもある。と、偉そうに書いているが、私が育てたわけではない。すべて母の仕事である。母が育てた出来の良い野菜・果物を、出来の悪い…

東京駅八重洲南口にて

通勤にハイウェイバスを使っている。乗り場は東京駅の八重洲南口で、鹿島神宮行きはいつも混んでいる。長い行列の後ろに並んでいたときのことだ。私の後ろに並んだおじいさんが隣のいわき行きのバスの行列の人と話をはじめた。それはそれで和やかな、いい雰…

国勢調査

国勢調査用紙が届いた。いま、鉛筆で書いているところだ。 この国勢調査を見ると思い出すことがある。それは「男はつらいよ」シリーズの第26話だ。国勢調査の何たるかをまったく理解していない寅次郎に向かって、おいちゃんがこう言って脅かすのだ。 「これ…

Saturday Hot Request

土曜日の午後にラジオを聴くようになった。「サタデー・ホット・リクエスト」 土曜日の午後、NHK FMで放送されている(2時から6時50分まで。かなり長い)。レギュラーメンバーは杏子とAKINAとヒロシ。といっても、すぐにわかる人は少ないのではないか? 私は…

新橋の路地

週に三日、新橋に通勤している。JR新橋駅の烏森口を出て、西口商店街を抜けて行くのだが、細い路地がたくさんあって愉しい。時間に余裕があるときは、用もないのに遠回りして路地をうろついてしまう。ついうっかり遠くまで行きすぎて、遅刻しそうになったこ…

鶏頭

最近、庭のあちこちに赤い花が咲いているなと思ったら、鶏頭だった。ヒマワリの黄色の下にうずくまるようにして赤い花をつけている。鶏頭って夏から秋にかけて咲く花だったのか。今頃そんなことを知った。小さな庭だけど、眺めていると新しく知ることがある…

とんぼ

庭先の花を撮ろうとしたら目の前に蜻蛉が飛んできた。棒っきれの先にひょいと止まってじっとしている。カメラを向けても逃げようとしない。かなり近づいても動じない。度胸がいいのか、鈍い奴なのか。シャッターを切った後、私の足が枯れ枝を踏んだら、その…

銀座の名画座

昨日の写真は、銀座2丁目にあった喫茶店「千里軒」のマッチだ。といっても、もう今はない。たしかカラオケ店に変わったはずである。どうして私のような者が銀座の喫茶店になじんでいたのかというと、この店が「並木座」の真正面にあったからだ。 「並木座」…

幌馬車の唄

きょうは感傷に浸ってみたい。 テレビドラマの中で歌われていた、ある歌のことがずっと心に引っかかっていた。向田邦子シリーズで久世光彦演出のドラマだったと思う。主人公の母親役の加藤治子が縁側に腰かけて、一人で編み物か何かをしているのだ。なにげな…

IP電話って、どうなの?

IP電話の勧誘を受けた。契約しているプロバイダからだ。さんざん良いことずくめの話だった。現在使っている機器のままで、料金だけ安くなるというのだ。特に長距離の通話が安くなるらしい。近距離での通話でも、長電話する場合など一般の電話よりも割安にな…

チャン・ツィイー、おまけ

前回、チャン・ツィイーについて書いたら、一気に訪問者が増えた。ちょっと驚いた。たしかに、よしさんがコメントしてくれたように、隠れチャン・ツィイーファンが日本にはたくさんいるのだろう。そうでなければ、こんな地味でマイナーな「麦秋舎」に訪問客…

チャン・ツィイー

チャン・ツィイーが映画「SAYURI」のプロモーションのために来日していたらしい。でも、昨日、はやばやと離日してしまったという。ちょっと残念。 チャン・ツィイーを初めて見たのは、チャン・イーモウ監督の「初恋のきた道」だった。公開されてから5年も過…

収穫の秋ということで

やはり稲刈りが終わったあとの刈田の風景をフォトダイアリーに載せておきたい。ついこのあいだまでびっしりと田んぼを覆っていた稲穂がすっかり刈り取られて、今は地面がむき出しになっている。あぜ道には籾殻が寄せられ、田んぼのあちこちにサギの群が舞い…

庭に咲く花々

近所の稲刈りが終わったようなので、刈田の風景を撮ってこようと思った。しかし、いざ被写体として収めてみると、いい写真にならない。そこで庭先に咲いていた花に目をつけた。門を入ってすぐのところに、晩夏の強い陽射しを浴びてヒマワリが咲いていた。背…

翻訳が待ちきれない

いったい、いつになったら「フロスト警部シリーズ」の新刊が出るのだろう。もうかれこれ4年も待っている。 R‧D‧ウィングフィールドの「フロスト警部シリーズ」はすでに3冊が翻訳され、創元推理文庫から出版されている。しかし、「夜のフロスト」が2001年6月…

鹿島港

有料オプションを申し込んだ。2000ポイントを購入。これで11ヶ月間、300ピクセルの写真を載せることができる。このページのフレームの中ではちょっと大きすぎるかな? きょうは地元、鹿島港の写真。いつもは外国の大型貨物船が停泊しているのだが、この日は…