2011-01-01から1年間の記事一覧

勤勉な2月

行き帰りの長距離バスの中、仕事が始まる前のコーヒーショップ、昼食後の会社のテラス、帰宅前に立ち寄る東京駅地下の喫茶店で本を読み続ける。 2月は「日本辺境論」内田樹、「高峰秀子の捨てられない荷物」斉藤明美、「通勤電車でよむ詩集」小池昌代編著、…

 リサイクル本

今年も地元の図書館で除籍本のリサイクルがあり、何冊かピックアップしてきた。 「小説はゴシップが楽しい」 青山南 「舶来文学 柴田商店」 柴田元幸 「カフカの父親」 トンマーゾ・ランドルフィ 「カフカのかなたへ」 池内紀 「哀切と痛切」 小栗康平 「セ…

「反時代的、反教養的、反抒情的」古山高麗夫

1月下旬から東京通勤をしていて、その長い通勤時間を利用して本を読んでいる。手当たり次第に読み飛ばしているせいで、本の内容をどんどん忘れてしまう。年頭の誓いとして今年は読書ノートを作ろうなどと思っていのだが、とうてい実現しそうもない。 この本…

童謡「蛙の笛」

寺山修司編著「日本童謡集」にこんなエピソードが紹介されている。 何年か前に、ジャイアント馬場に会ったときに、彼は体の大きさに似合わぬような弱音をはいた。それは、平均的なものを優先する社会が、彼のような規格外の大男をどのように疎外してきたか、…

「氷の世界」

氷の世界 (紙ジャケット仕様)アーティスト: 井上陽水出版社/メーカー: ポリドール発売日: 2001/12/19メディア: CD購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (55件) を見るここしばらく井上陽水の「氷の世界」を聴いている。古いレコードアルバムを1枚持…

「中の島ブルース」

秋庭豊 と アローナイツ ベストアルバムアーティスト: 秋庭豊とアローナイツ出版社/メーカー: 渡辺音楽出版株式会社発売日: 2000/12/05メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る正月の懐メロ特番でたまたま耳にした秋庭豊とアローナイツ…

今年もまた小吉

今年のおみくじは去年と同じ「小吉」。 心を平和にして親類縁者に交われ、と書いてある。他人の為に尽くせ、とも書いてある。そうすれば、争い事もなく春風が吹くような一年になるという。 おおむね穏便なことが書いていあるのだが、なぜか学問についてだけ…

「昔日の客」 関口良雄

昔日の客作者: 関口良雄出版社/メーカー: 夏葉社発売日: 2010/10メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 143回この商品を含むブログ (55件) を見る名著の復刊ということで、この本についてはすでにあちこちで紹介されているので、まあ、私がここでくどくど宣…