銀座徘徊

新橋方面近道

東京通勤が終了した直後、少し暇があったので銀座を徘徊した。
有楽町から新橋方面に向かって高架下を歩いたのだが、ほとんどの店のシャッターが閉まっており閑散としていた(東京ミステリーゾーン、その1)。それよりも東京駅方面の高架下の方が年季の入った居酒屋が多く、昭和の匂いが濃厚である。
銀座西五丁目のビルとビルの間に迷路があったように記憶していたのだが、思い違いだったようだ。昔、名曲喫茶に入ったような気がするのだが、野呂邦暢のエッセイを読んで記憶がすり替わってしまったのかもしれない。いずれにしろ30年も以前のことだ。
東銀座に向かう途中、閉館となった銀座シネパトスを眺める。ここも閑散としていて名残を惜しむ雰囲気はすでにない。
歌舞伎座にはお金持ち風の奥様たちが密集している。なんかすごいパワーを感じる。オバサンたちがギラギラしている。ここはある意味、異界である。
銀座にも古本屋があると小耳に挟んだことがあるので、ちょっと探してみたが見つからなかった。今、グーグルで探してみたら、歌舞伎座の裏の方というか、京橋方面へ歩いていけばよかったようだ。
有楽町に戻る途中、かつて並木座があった場所の前を通ったが、まったくわからない。向かい側にあった喫茶店もなくなっていた。その後、銀座西2丁目の夕景を眺めて今回の銀座徘徊は終了。
写真は、新橋方面の高架下。