田村隆一

新橋の屋台

先日(1月31日)の詩の作者がわかった。衣更着信(きさらぎ しん)。同人誌「荒地」の詩人。
田村隆一の「ダンディズムについての個人的意見」というエッセイ集の中で紹介されていた。ただ、全文が掲載されているわけでなく、たった二行だけである。おそらくこの後に続きがあると思うのだが、とりあえず、この二行だけでも私は満足だ。
ちなみに、田村隆一といえば有名な酒豪である。この本の帯にも飲酒に関する言葉が掲げられている。十八世紀、オクスフォード大学の学寮長・ヘンリ・オールドリッチ博士の言葉らしい。

一、良酒あらば飲むべし。
一、友来らば飲むべし。
一、のど渇きたらば飲むべし。
(ここから声が小さくなる)
一、渇くおそれあらば飲むべし。
一、いかなる理由ありといえども飲むべし。