元旦の一日
きょう一日、なにもすることがない。
コタツに入ってテレビを見たり、ときどき庭に出たりしている。家の周りはしーんと静かで、ときどき小鳥の囀りが聞こえてくる。最近よく見かける黒と白のツートンカラーの鳥なのだが、名前を知らない。ちっちゃいパトカーみたいな鳥だ。
そういえば昔、「ゴロ寝は最高のレジャーだ」というキャッチコピーがあった。まったく同感である。暖かい部屋でゴロ寝して、好きな本を読み、好きな音楽を聴いていられたら、もう他に何も望まない。
いい気分なので、敬愛する小津安二郎の戯れ歌を紹介したくなった。題名は「新春山居」。
雪はこんこん
ストーブだんだん
外はしんしん 山はがいがい
炬燵ぽかぽか たばこぷかぷか
ぼくはうとうと ねるばかり