「オッペセヨ」と言われた

テトラポット収容所

地元のコミュニティセンターで、学習講座の準備をしていたときのことだ。会場でテーブルや椅子を並べていたとき、年配のおじさんに「これ、わぁーか、あっちゃ、おっぺせよ」と言われた。
私はすぐに理解して指示通りに行動したのだが、さて、一般の人にわかるだろうか? 特に関西地方の人には理解しにくいのではないか?
共通語に言い直すと、「これ(テーブル)を少しだけ向こう側へ押しなさい」と言っているのである。
この他、思いつくままに書き並べると、「かっちゃぐ」、「おっかぐ」、「ふんじゃばす」、「しょぼぐ」などがある。それぞれ「引っ掻く」、「折る」、「踏んづける」、「ひっぱる」という意味である。おそらく北関東共通ではないかと思うが、南関東ではあまり使わないかもしれない。
さらに、「ごじゃっぺ」というのもあるのだが、はたして想像がつくだろうか。意味は「でたらめ(な奴)」である。東京から100キロほど離れた地方で、まだこのような言葉がのさばっているのである。
追記:「トラマダ」という言葉もある。「トラウマ」ではない。答えは後日。