2014年の夏に観た映画

その街のこども 劇場版 [レンタル落ち]
フィッシュストーリー [DVD]
天然コケッコー [DVD]
映画を何本か観たので箇条書きでメモしておく。





風立ちぬ」以外はすべて友人から融通してもらった映画である。ほとんど行き当たりばったりで、ジャンルは支離滅裂、来るモノ拒まず、だらだら観つづけた。自分で選んだ映画じゃないので、ふだんの自分なら決して手に取らない映画である。だから、かえって新鮮なセレクションになった。
岡本喜八監督の「殺人狂時代」は面白かった。テンポがよくて、怪奇趣味も盛り込まれ、全体的にコミカルな味もある。1967年の映画だが、今なおカルト映画として人気があるらしい。
「スパルタの海」は希少価値があると思って観た。しかし、これを映画として観るかどうか、疑問である。おそらく今後も商品として流通することはないと思う。
ラインナップの中で森山未來・主演の映画が多いのは、友人の好みによるものである。なにしろイチオシの男優なのである。「苦役列車」で無頼の男・北町貫多の役はミスキャストじゃないかと心配したが、意外にも好演していた。さすが俳優として地力がある。特に、居酒屋で友人カップルにネチネチ絡むシーンなんか、観ていて楽しい。
その街のこども」は映画とニュース映像を合体させたような作りになっている。これまた主演は森山未來なのだが、相手役は佐藤江梨子。心の傷に向き合おうとする若い女性を演じている。森山未來を向こうに回してなかなかの好演である。
天然コケッコー」は典型的なボーイ・ミーツ・ガール。でも、退屈しなかった。主演の二人、夏帆岡田将生現代っ子のロマンスを爽やかに演じて好感が持てる。
殺人狂時代 [DVD]
苦役列車
本日休診 [DVD]