谷啓さんのお別れ会のあとで:ホリケン&ビビる大木

ビビる大木

所属事務所の大先輩・谷啓さんのお別れ会に参列したときの大木の話(TBSラジオ「キラ☆キラ」番組内でのトーク。2010年11月15日)。
お別れ会が終了後、会場ホテルのロビーで事務所の先輩であるネプチューン堀内健とコーヒーを飲んだという。二人で谷啓さんの思い出を語り合い、「偉大な先輩が亡くなると、教科書が一冊なくなったような感じがしますね」なんて、いつになく真面目に語り合ったというのだ。
以下、番組内のトークを微調整しながら再録してみる。

その後、ボク、ちょっと仕事があったので「じゃ、出ます」と言ったら、堀内さんも「そうか、じゃ、出よう」ということになったんです。で、そのとき、びっくりしたんですけど、というか、さすがだなと思ったんです、その堀内さんのことを。
谷啓さんの後輩にあたる堀内健という男がですね、そのラウンジの会計に行ってですね、「あの、つけといてください、谷啓で」って言ったんです。
ホテルの方も「えっ? 谷啓さん? 谷啓さんにおつけすればよろしいんですか?」
ボクも驚いて堀内さんを見ていたら、「なに言ってんだ、大木」と、「これは谷さんが最後に俺たちにおごってくれたんだ。そうだろう」って言うんですよ。
いやー、この切り口はさすが堀内健ですね。「ああ、谷さん、あなたは素晴らしい後輩を生みましたよ」と、そう思いましたね。
結局、そのコーヒー代を払ったのは事務所だと思うんですけどね。谷啓さんのお別れ会にふさわしい出来事でした。

このエピソードを聞きながら、芸人らしい、いい話だな、なんて感動してしまったんだけど、変かな?