阿佐ヶ谷の古本屋

本と眼鏡

モヤモヤさまぁ〜ず2』で阿佐ヶ谷の穂高書房が紹介されていた。懐かしいというか、店の様子が二十五年前とまったく変わっていないのに驚いた。狭い店内には雑然と積み上げられた本の山、山、山。その山の奥の方に店の主人がいるらしいのだが、テレビカメラの前には出てこようとしない。本はまったく売れないという。そりゃあ、そうだろう。売ろうという意欲がまったく感じられない。ほとんど清々しいほどに商売っ気がないのだ。
私が阿佐ヶ谷に住んでいのはもう二十五年も昔のことだが、毎日立ち寄ったのは北口の千章堂と恵林堂、それから南口の佐伯書店(?)だ。ちょっと記憶があやしい。恵林堂と佐伯書店はだいぶ前に閉店したはずだ。
当時、阿佐ヶ谷から練馬に引っ越すことになり本を処分したとき、佐伯書店で研究社の新英和大辞典を高く買い取ってもらったことを憶えている。そういえば、その店の近く、南口ロータリーには「茶居花」という珈琲の旨い喫茶店があった。
(写真はフリー素材。[フォトライブラリー]より)