佳作を2つ
- 出版社/メーカー: エプコット
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- 「パリ空港の人々」
しばらく邦画ばかり見ていたので、たまには外国映画を見てみようとツタヤに行った。でも、これといって食指の動く映画がない。騒々しいアメリカ映画を見たい気分ではないのだ。
迷った末に、軽いコメディタッチの「パリ空港の人々」を借りてきた。あらすじはあちこちに紹介されているので、ここでは書かない。ただ、ラスト近く、少年の目を通して映し出される夜のパリの美しさは感動的だ。見終わったあと、国を失った人々の人生がじんわり心に沁み入ってくる。ちょっと、じーんとしてしまった。
- 出版社/メーカー: 東宝
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こちらもコメディタッチの佳作。サラリーマン生活の哀歓を軽快なテンポで切り取っている。もちろん原作の味わいもちゃんと残っている。「宮本武蔵なんてちっとも偉くない。だって、あいつは強かったんだ。強い奴が活躍するなんて当たり前だ。それよりも、不器用な奴、ダメな奴、他人よりも能力が劣っている奴、そんな弱い奴が懸命に頑張って人並みに生きていく。その方がよっぽど偉い!」純度100%の山口瞳節ですな。