「鵜戸参り」再び

鵜戸参り

昨年の夏、「鵜戸参り」について書いた。(http://d.hatena.ne.jp/fuyunokakashi/20060820)それについてコメントをいただいたので、追加情報を載せておく。
まず、元ジャンクの小川ロン氏は現在もソロで音楽活動を継続している。最新CD「巡礼」も好評発売中(ただ、このアルバムには「鵜戸参り」が入ってない)。それでも、そのコメントによれば、どれも粒ぞろいの名曲だという。詳しくは下記のサイトにて。
http://www.kmusic.info/

おまけ:テレサ・テンが中国語で歌っている「鵜戸参り」を下記で聴くことができる。
http://www.youtube.com/watch?v=Hq17kInSwGM

下手をすると、こっちのほうがオリジナル曲みたいだ。すっかり中国語に馴染んでいる。テレサ・テンは現代風に軽く柔らかく歌っている。まあ、これも悪くない。しかし、あまりに心地よすぎて上滑りしてしまいそうだ。小川ロン氏の「鵜戸参り」はもっと心に粘りついてくる。70年代のムード歌謡のような妖しさもある。「女ひとり」や「青葉城恋唄」のような叙情性もある。なによりも目眩を起こすような甘い暗さがある。
この半年間、「鵜戸参り」を検索して麦秋舎に迷い込んでくる人が多い。おそらく固定したファンもいるのだろうが、昨年夏にラジオで聴いて魅了された人たちがネット上を彷徨しているのだろう。