マンガ週間

またマンガを読み始めた。いくつかリストアップしてみる。 

課長バカ一代―子供用 (少年マガジンコミックス)

課長バカ一代―子供用 (少年マガジンコミックス)

「魁!!クロマティ高校」が有名だと思うが、たまたま古本屋で見つけたので、こっちを読んでみた。それにしてもセリフが多いな。細かい文字ばっかり。読むのが疲れる。漫才か、コントの台本を読んでいるみたいだ。それにボケがつまらないと読み続けるのがしんどい。せっかく取り上げたのに文句ばかり言っているが、じつはツボにはまって、けっこう笑ったのだ。

The 3名様 1 (ビッグコミックススペシャル)

The 3名様 1 (ビッグコミックススペシャル)

ある新書の帯にこのマンガが使われていて、面白そうだったので買ってきた。
深夜のファミレス「Sunny Day」で延々と時間を潰している3人のフリーター。ミッキー、まっつん、そしてふとし。

ミッキー: オレはやるぜ・・・・・・
ふとし : 何を?
ミッキー: 何かを

たぶん、これだけでは何のことかわからないだろう。でも、余分なものをすべて削り取ったカット画と共に読むと、膝の後ろを押されてカックンとなったような脱力感、いや、クリーンヒットされた感じがする。ゆるーいボケの世界。
それにしてもこのマンガ、案外、ドキュメンタリーだ。「こいつら、バカか」と思いつつも、かなりリアルだ。いつの時代でもこういう若者たちが街のどこかに、身近なところに寄生している。なんだか他人とは思えない。

ラララ劇場 (ビームコミックス)

ラララ劇場 (ビームコミックス)

こちらは「The三名様」の若者たちが、一般社会人に移行した世界。ダウナーっていうのか? いわゆる志の高い堕落者ではない。かっこいい無頼派なんぞには決してなれない。まあ、なろうとも思わんだろうが。煮え切らない奴。ぬるいダメさ加減。こいつら死ぬまでこのまんまだと思う。
だって、井上さんて、エロとラーメンとパチンコがあれば幸せな人じゃないですか
ほんと、そうだ。もし本当にそれだけで幸せを感じることができるなら、こんなハッピーなことはない。

されどワタシの人生

されどワタシの人生

もう、どん底だ。ただ、この底辺がなんだか知らんが、明るくて元気いっぱいだ。ぜんぜんしょぼくれてない。人生惨敗のどん底で酒盛りしているような賑わいだ。懲りない奴らの強みか? 開き直ったもん勝ちってことか。ここまでくると、いましろたかしの世界が勝ち組にさえ見えてくる。石原まこちんの三人はナイーブな好青年だ。もう怖いものはない。