映画3本
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2009/12/02
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- 「ひまわり」ヴィットリオ・デ・シーカ監督 ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ
十代の頃に一度見たはずなのに何にも覚えていない。ただ、ソフィア・ローレンが妖怪人間ベラに似ているなと思ったことだけは記憶している。
今回、見直して良かった。ソフィア・ローレンの魅力も多少はわかるようになった。モーパッサンの短篇に、これと同じように戦争に翻弄され、引き裂かれた家族の話を読んだ記憶がある。自然主義文学の味わいが懐かしい。
The Pawnbroker [DVD] [Import] (1965) /質屋
- 出版社/メーカー: Republic Pictures
- 発売日: 2003
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これも力強い作品。映画の中にぐいぐい引き込まれる。ただ、前半は良いテンポなんだけど、中盤から後半にかけて間延びしているように感じる。ちょっと退屈した。それからサブリミナルの効果を狙ったフラッシュバックはやめてほしい。歳のせいか、目が回る。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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期待してなかったけど、これはクリーンヒット。なんてことない、他愛ないコメディ。でも、今の自分の精神状態が低迷しているので、こういう気楽で楽しい映画に救われた。だれも傷つかない、だれも不幸にならない、そういう世界に浸りたかったのかもしれない。
メロドラマ的な感傷を排除して、すべてが軽くふわっと無重力になったような世界観は森田芳光の個性というか、独特の味わい。また、主演の松山ケンイチと瑛太の演技にも好感を持った。
鉄道でもなんでもいい、自分が心底好きな世界を持っているというのは幸福の第一条件なのかもしれない。見ているこっちまで幸せな気分になった。