2014年の夏に観た映画 (洋画)
- 「我等の町」 サム・ウッド監督 (脚本 ソーントン・ワイルダー)
- 「リッチ・アンド・ストレンジ」 ヒッチコック監督 ネンリー・ケンドール ジョーン・バリー
- 「エリン・ブロコビッチ」 スティーヴン・ソダーバーグ監督 ジュリア・ロバーツ
- 「北ホテル」 マルセル・カルネ監督 ルイ・ジューヴェ アナベラ
- 「にんじん」 リシャール・ボーランジェ監督 アントワーヌ・ゲン ファニー・コタンソン
- 「散り行く花」D・W・グリフィス監督 リリアン・ギッシュ リチャード・バーセルメス
「我等の町」は退屈したわけじゃないけど、何も印象に残っていない。
「リッチ・アンド・ストレンジ」、「エリン・ブロコビッチ」はそれなりに楽しく観たけど、展開がわかってしまうともう一度観たいとは思わない。
「北ホテル」 こういう雰囲気は好きだ。この時代のフランス映画は特にいい。本当は若いカップルが主役なんだけど、私としては隣室の中年男・エドモンを演じたルイ・ジューヴェがこの映画の見どころ。
「にんじん」 主役の少年よりも意地悪な母親を演じたファニー・コタンソンがよかった。微妙な心の葛藤が一瞬の表情にあらわれている。みごと。
「散り行く花」予想していたよりもよかった。一篇の詩のような作品。あるいは暗く妖しい夢の欠片、と言いたくなる。ただ、サイレント映画なので1時間半は長く感じた。半分の45分くらいに編集して、万華鏡の中に現れた薄幸の美少女と阿片中毒者の悲恋として描いても面白い。